藤沢駅から熱海行きの普通電車に乗車し、次の下車駅・大磯に向けて出発します。この時点で駅伝は戸塚中継所から１０．８ｋｍ地点。もうすぐ辻堂にかかろうか、というところでしょうか。電車が辻堂駅のホームにすべり込むときに１１ｋｍ地点付近。このあたりで電車が駅伝チームを追い越したようです。なお、この辺りは線路と道路が大きく離れているため、追い越しのシーンは見られません。
１１：０１ 駅伝第３区、追っかけ第４区
大磯に到着しました。一つ前の見学場所である藤沢とはうって変わって、非常に閑静な佇まいの駅です。この時点で駅伝先頭集団はは茅ヶ崎市を通過して、もうすぐ平塚市に入ろうかというところ。ここで、改札を出て先に切符を買っておきます。これは大磯で見学後、すぐに電車に乗るための準備行為。そうなんです。ここもまた、見学後の時間がないのです。券売機の前に立つと、前の人が買おうとして辞めたのか、箱根登山鉄道の運賃画面になっています。「あ、ここで箱根登山鉄道までの切符が買える。結構便利かも〜」などと思い、先に箱根登山鉄道・小涌谷駅までの切符を買っておきました。実はこれが、後に小田原で乗り換える際の重要なポイントになるのですが、この時はまったくそんなこと考えておりませんでした。
大磯の観戦地点は駅から約３００ｍ。駅前の道を海に向けて下ったところにある大磯駅入口交差点です。海が近い地域らしい、アワビの貝殻をあしらったりした塀を見て歩くうち、到着しました。場所は下写真のようなところ。
行ってみると、あ、結構人が少ない。近くで見られるから、かなり嬉しい。歩道橋もありまして、こちらは今のところ通行規制はされていません。ただ、選手が近づくといきなり規制されてしまうかもしれませんので、歩道橋で見るのはやめときます。いいビューポイントなんですけどねえ・・・。
ランナーの通過予定時刻は１１時２１分ころ。大磯発の電車の時刻は１１時２５分。駅までの距離は３００ｍ。ということで、ここも逆算しますと大磯の交差点は１１時２２分に出た上、ダッシュという、非常に厳しいスケジュールです。余裕が１分しかない！これは先頭しか見られないですね・・・。そして選手がちょっとでも遅れてしまうと、即アウトです。果たして成功するかどうか・・・。
選手通過の予定時刻まで１０分ほどあったので、交差点周辺をブラブラします。もうすぐ通過時刻という時間になり、さてポジションを押さえようとすると、いつの間にか結構な人がやってきていい場所がなくなりつつあります。さっきもらったのに、また新聞社の人に旗なんかもらったり、いらんことをしてるからこんなことになるんですね。交差点を見渡すと、妙に空いている箇所が１箇所。こりゃあいいわ、と早速陣取ってカメラを構え、やる気満々でいますと、柴犬を連れたおじさんがやってきて私の耳元で一言、
「そこ、選手通りませんよ。」
え、まじっすか（こればっかり。）。どうりで空いているわけだあ・・・。といいますか、こんな調子でいいのでしょうか。揺らぐ「入念な下調べ」。あやうく写真を取り損ねるところでした。柴犬を連れたおじさん、ありがとう。
結局陣取ったところは、警備の警察官の方に「そこで見ていいですけど、車来たらどいてください」と言われた、条件付きの交差点の中。後ろに気を付けつつ、選手を待ちます。駅伝のほうは、平塚から４区に入っています。順位は３区の途中から駒澤大学が再度首位に立っているとのこと。そして、「来たっ」の声。今日何度目かの中継車に続き、トップランナーが現れました。
至近距離で駒澤大学。ということで、追っかけ第４区は見事成功。さてっ！私の勝負はこれから。大磯駅まで一気に戻ります。交差点を後にし、くるっと振り返って帰る方向を見れば微妙な上り坂。そうでした。駅までずっと坂が続くんでした・・・。いやいや、ここでめげていてはいけません。私も駅伝選手同様、走るんです！おりゃー！わははは！私正月から大磯でなにやってるんでしょう。自分でもおかしくなってきました（早くもアドレナリン分泌。）。
３００メートルダッシュが奏功し、何と乗れましたよ、１１時２５分発。ここから今度は最後の観戦地点、小涌谷へ向かいます。
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