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その7.本州縦断さるぼぼコース
さてさて、こちら。高山本線です。高山本線は富山から高山、下呂を経て岐阜に至る、全長225.8kmの路線です。ちなみに、コース名の「さるぼぼ」とは・・・。
はい、この写真が「さるぼぼ」です(@高山駅前)。飛騨地方に伝わる人形で、天然痘から子どもを守るためのお守りでもあります。
赤い生地で出来ています(写真の布地はちょっと色あせちゃってますね。)。赤い布で出来ているのは、赤が天然痘に効くとされていた色だからだそうです。以上、飛騨路プチ情報でした。
さてさて、そばを巡る旅ですが、スタートは富山駅になります。ここから猪谷駅までの間はJR西日本の管轄になります。
富山駅Toyama ホーム「立山そば 源」さん 月見そば 300円 |
こちらのそばはナゴヤ風ダシです。とはいえ、昆布のダシが少しばかり濃いようで、どちらかというとうすくちに近い仕上がりになっています。ただ、うす口とはちがい、割と甘みがあるので、やはりナゴヤ風ダシ、ということになりましょう。
ここから主要駅は速星・越中八尾・猪谷がありますが、いずれの駅にもそば屋さんはありません。
さらに岐阜県に入り、飛騨古川にもそば屋さんはありません。また、飛騨地方の中心都市・高山には弁当屋さんがあり、駅の貼り紙にはこの弁当屋さんがそばを売っていたような記載がありましたが、弁当屋さんのおばさんに聞いてみると、やっていないとのこと。ここもおそばはやめてしまったらしい。あまり儲からないんでしょうか。
続く飛騨萩原にもそば屋はありません。
また、その次の特急停車駅、下呂駅にはそば屋はあったようなんですが、私が行ったときにはすでになくなっていました。そば屋があったらしきところは待合室になり、温泉帰りのオバチャンでいっぱいでした。
ということで、富山のつぎに駅そばのある駅は美濃太田になりました。
美濃太田駅Mino-ota JR線ホーム「向龍館」さん 玉子そば360円 |
この駅、ちょっと来ない間に立派な橋上駅になっていました。「ど〜ですか皆さん!」といったあんばいの、非常に大きな駅になっています。
ここのJR線ホームに、向龍館さんという、そば屋さんがあります。ここだけ昔のままの作りで、なんだか安心します。で、おそばのほうなんですが・・・
すごく濃い。これは濃い口です。ちょっと予測していなかった展開です。ダシは濃く、鰹がよく効いています。そして塩辛い。
で、ここ美濃太田が濃い口になってしまったため、長良川鉄道線と太多線を見てみる必要が出てきたんですが、太多線は可児に隣接する名鉄広見線新可児駅にそば屋があるものの、立ち食いスタイルではなく除外(見た目は立ち食いそば屋さんそのものなんですけどね。)、長良川鉄道線にもそば屋さんはなさそうです(要調査)。濃い口の飛び地、ということになりますでしょうか。とりあえず高山本線を先に進みます。美濃太田から先は、太多線の列車も入ってきて比較的本数が増えます。
難読駅の坂祝(さかほぎ)をはさんで、次のそば駅、鵜沼に到着です。
鵜沼/新鵜沼駅Unuma 改札内外「汽笛亭 鵜沼」さん かけそば 350円(2002.1.12現在) |
はい、こちら鵜沼です。名鉄は新鵜沼を名乗りますが、通路を介して乗換が出来ます。おそば屋さんはJR駅の駅舎にあります。
画像のとおり、立ち食いなのに、お盆に載せて出してくれました。すいてたからでしょうか。味の方は、辛くなくなりました。ダシの色はうすくなり、ナゴヤ風ダシです。
列車は濃尾平野をゆっくりとすすみ、やがて終点・岐阜駅に到着です。なお、岐阜駅には立ち食いの駅そばはないため、お隣の名鉄新岐阜駅での調査になりました。
新岐阜駅SHIN-GIFU 改札内「めいさん」さん 玉子そば350円? |
こちらは、ナゴヤ風ダシ。あげは標準で入っているようです。
と、いうことで、駅そばのダシ、
さるぼぼコースの境界線は、
なし(美濃太田駅は飛び地扱い)。
岐阜からは日本の大動脈・東海道本線が走ります。ということで、
東海道コースに行ってみる。