直江津駅Naoetsu改札外「謙信そば」さん
玉子そば３３０円
旅と鉄の盲腸 ＞ 旅の小ネタ。 ＞ 駅そばのダシ・濃い口うす口の境界線 ＞ その13．ほくほく線・上越線コース
その13．ほくほく線・上越線コース
こちらは、北越急行ほくほく線と、上越線のページです。ほくほく線は平成９年に開業した新しい路線で、富山・金沢方面から長岡を経由せずに新幹線に接続できる路線です。高速運転（速達）がセールスポイント。電車は北陸本線直江津まで、上越線は越後湯沢まで乗り入れする便が多くあります。
また開業当初から速達性を重視した路線で、犀潟と六日町をほぼ直線で結ぶため、路線のほぼ70％がトンネルという、他に例を見ない特徴的な路線でもあります。
このほくほく線に乗って、六日町へ、さらに越後湯沢と長岡へ向かうのがこのコースです。まずは直江津からのスタートです。
（参考）
| 直江津駅Naoetsu 改札外「謙信そば」さん 玉子そば３３０円 |
ここ、直江津は改札外にそば屋さんがあります。が、立ち食いスペースはなく、参考ということになります。
味のほうはナゴヤ風ダシ。これがどうなるのか。ほくほく線の普通電車に乗り、出発です。直江津から２つ先、犀潟からほくほく線に入ります。ここからは高速運転。特急列車は、青色の信号が２つ点灯する「高速走行進行信号（G-G信号）」に従い、160km/hで突っ走ります（2002年３月から）。普通電車も特急の足を引っ張らないよう、100km/h前後で走り抜けます。
トンネルの中を走っていると、電車は急に減速、停車します。実はここは信号場。ほくほく線は赤倉トンネル内に赤倉信号場、薬師峠トンネル内に薬師峠信号場、鍋立山トンネル内に儀明信号場という、３つのトンネル信号場があり、ここで列車交換があります。真っ暗なトンネルで停まっていると、やがて闇の向こうから３つの明かりが見え、轟音とともに特急「はくたか」が通過してゆきます。これもここならではの光景です。
いくつものトンネルを通り抜け、視界が開けてくると十日町に到着です。
 十日町駅Tokamachi改札外「雪中庵」さん 月見そば３２０円 |
ここは一部の「はくたか」も停車する、ほくほく線の中心駅です。ＪＲ飯山線と交差しています。
駅の階段を降りると、そばのいい香り。愛想のよいおばさんが迎えてくれました。ここのおそばはしっかりした濃い口。鰹のダシが非常によく効いています。ちょっと変わっているのが、茎わかめが入っていること。歯ごたえがあって、非常においしいです。
ということで、ここで境界が出てきましたが、直江津駅が参考のため、境界線は直江津付近の信越本線と、ここ十日町間とさせていただきます。
さらに電車に乗り、六日町を経由して、越後湯沢に向かいます。
 越後湯沢駅Echigo-yuzawa改札内外「雪中庵 ゆざわ店」さん めかぶそば４５０円 |
はい、越後湯沢です。上越新幹線も接続する、大変大きな駅です。こちらでいただいたのは「めかぶそば」。めかぶとは、わかめの根に近い部分を細かく刻んだものです。独特の粘りがあって、非常においしいです。
あ、そばの説明ではなくて、ダシでした。ここは濃い口です。ということで、ここで一度折り返し、六日町を通って長岡方面に向かうことにいたします。次は、浦佐です。
 浦佐駅Urasa改札外「池田屋」さん 月見そば３３０円 |
浦佐です。新幹線接続駅です。温泉があるんですね。知りませんでした。駅からスキー場のゲレンデが眺められたりして、いいところです。そば屋さんは改札外にあります。
１１時開店と、駅のそば屋さんにしては遅い開店時間ですね。おそば目当ての際はご注意ください。味はナゴヤ風ダシ。意外でした。てっきり濃い口かと思っていたんですが・・・。ということでここで境界。濃い口ダシからナゴヤ風ダシです。
ちなみにここのそば、月見なのに山菜が乗って非常に豪華です。
さらに上越線を進みます。この間、小出、越後川口、小千谷、宮内にはそば屋さんはありません。次のそば駅、長岡に行ってみましょう。
なお、途中の小出から分岐する只見線は、終点会津若松まで駅そばはありません。
 長岡駅Nagaoka改札内外「トッキー やなぎ庵」さん めかぶそば４３０円 |
はいっ、一気に信越本線長岡までやってまいりました。上越新幹線、との交差駅ですね。非常に大きな駅です。
おそばですが、味はかなり薄め＆甘めのナゴヤ風ダシです。ここのおそば、おいしいです。是非一度ご賞味くださいまし。
なお、 話は前後しますが、浦佐−長岡間がナゴヤ風ゾーンと確定しましたので、途中の越後川口から分岐する飯山線は、次の十日町が濃い口ダシのため、越後川口付近の上越線との間で、ナゴヤ風ダシ〜濃い口ダシの境界ができます。
ここからはさらに信越本線で北へ！北前船コースへ行ってみる。
・・・ということで、駅そばのダシ、
ほくほく線・上越線コースの境界線は、
直江津付近の信越本線−十日町間
（ナゴヤ風ダシ〜濃い口ダシ）、
六日町付近の上越線〜浦佐間
（濃い口ダシ〜ナゴヤ風ダシ）
です。